【税理士事務所のダントツ通信】をご利用いただいている素敵な方々を順番にご紹介させていただきます!
第6弾 岡部茂税理士事務所 岡部 茂先生(千葉県浦安市)
    取材日:2012年05月16日(水)
はじめまして!地元密着主義の税理士、岡部茂です! 第6回目の【ダントツな人々】は、千葉県浦安市で地元に密着した戦略で躍進中の岡部茂先生です。

現在44歳の岡部先生は、想像しただけでも暑苦しい男ばかり4人兄弟の2番目です。あろうことか、生まれてすぐに2歳年上の兄貴から落花生を強引に食べさせられたそうで、これがアーモンドだったら彼は今、ここにこうしていなかったかも知れない。

千葉県の特産物がアーモンドや豆大福や栗ようかんでなく、小さな落花生で本当によかったと今さらながら胸をなでおろす岡部先生でした。


まずは嫌でもパッと目を惹く髪型の岡部先生。案の定、よく「高校時代は野球部だったのですか?」と訊かれるそうですが、いいえ、高校時代は日本の伝統ともいえる弓道部でした。ただ、入部の動機が「女子部員が美人揃いだったから」です。見た目とはほど遠い、軟派な香りが漂う高校生でした。


浦安駅から歩いて10分くらいでしょうか その後、立正大学法学部へと進学しました。ただ、アルバイトをしながら埼玉県の熊谷キャンパスまで通う辛さに耐えられず、2年生で中退。親にも迷惑をかけたため、このときはひどく落ち込みました。

しかし、「大卒には負けたくない!」というコンプレックスがバネとなり今の岡部先生があるのです。

岡部先生の父親が親類の土木会社に勤めていたため幼い頃に「税理士が会社の発展には重要な役割を果たすんだよ」と、社長である叔父から聞かされたことが税理士という仕事に憧れを抱いた最初でした。


とは言え、今の自分には税理士試験の受験資格さえないことに気づき、20歳のときに大原簿記へ通い始めました。普通なら半年かけて勉強する日商簿記1級ですが、寄り道していた分を取り戻そうと2ヶ月で受験し、最初は撃沈。2回目の受験で合格。そこから本来の税理士試験勉強が始まり、平成元年には簿記論・財務諸表論の2科目に合格。そのストイックなまでの受験姿勢が学校側の目に留まり、講師にならないかというお誘いをいただき、23歳~25歳まで大原簿記の教壇に立ちました。


岡部先生が熱く語っております♪ いい生徒たちにも恵まれ充実した3年間でしたが、残念ながらこの間に試験勉強はまったくできず、本腰を入れねばと大原簿記を退職して専念しました。その甲斐あってこの年には相続税に合格。受験後、実務を覚えながら残り2科目の受験をしようと東京都内の会計事務所で働き始めました。

その事務所では、様々な業種を担当し仕事はとてもやりがいがありました。ところが試験のほうは何年も不合格が続きました。途中、諦めかけたこともありましたが、所長に受験優先のアルバイト生活を許可してもらい、平成15年から猛勉強したのです。


週4日、9時~5時勤務のアルバイト生活。仕事帰りや休みの日に水道橋TACの自習室にこもったり、浦安図書館の自習室にこもったり。血気盛んな受験生で溢れかえる自習室の中にポツンと岡部先生。そんな苦労の甲斐もあって平成16年に所得税、消費税に合格し見事5科目揃いました。平成元年の初受験から16年間。とても長い道のりでしたが、これでやっと今までの苦労が報われました。


ぶぉ~ん、ぶぉ~ん!!(F1の爆音) その翌年、勤めていた事務所にて補助税理士として登録しました。また、ずっと支えてくれた同じ事務所の女性職員と結婚。顧問先からは「やるときはやるなぁ~」という目で見られた気がしましたっけ。

しかし平成18年3月、父親が69歳の若さで病気により亡くなりました。 そのときいろいろな思いが岡部先生の頭の中を交錯しました。そのひとつに、こんな言葉が自分の内なる部分をかき乱しました。

「もし今死んでしまったら、申告書に自分のサインを一度もすることなく人生が終わるんだな」と。


これがキッカケとなり、独立へのエネルギーが大好きなF1の爆音の如く一気に加速しました。また「所長でなければ本当の意味でのコンサルティングができないのでは?」という兼ねてからの考えがさらに背中を押したのも事実です。でも、お世話になった所長や仲間たちへの恩義もあったので悶々とする日々が続き、それから3年後の平成21年11月、とことん自分の気持ちに正直になって向き合った結果、事務所を円満に退職しました。以前から「やるなら地元の浦安で」と思っていました。


見た目どおりのキレイ好きのようです 平成21年12月。岡部茂、41歳。かわいい妻も娘もいるのに、まったく0からの再スタートです。

さぁ、どうしたものか。飛び込み営業をしたところで相手にもされないだろうし…。そこで、とりあえず時間だけはたくさんあったので、熱い思いを込めたホームページを立ち上げようと取り組みました。

素人が作っても稚拙なものになってしまうと思い、原稿は自分で作り、デザインは制作会社に依頼しました。前職で担当していた会社社長に紹介してもらった制作会社で、とてもよくしていただきました。


その後、あるセミナーでたまたま知り合ったウェブ・マーケティングの専門家に無料でSEO対策をやってもらった結果、嬉しいことに「税理士 浦安」というキーワードで1番目に表示されるようになりました。すると、思っていた以上のアクセス数があり、同時に問い合せ件数も増え始めました。


いえいえいえ~♪ 「お!これはいける」と確信した岡部先生。そこでもっと特徴のあるサービスを打ち出そうと考えたのが『3ヶ月無料お試し顧問』でした。これは反響がありました。現在でも多数の問い合せがあります。

問い合せいただいた方は100%、このサービスを受け、その95%が顧問先となっています。それも「そろそろお支払する時期ですね」と先方から言ってくるそうです。ところが、このようなサービスを提供している事務所は全国にほとんどありません。

←カーソルを当てると無邪気に謙遜します。


ただ、いくら反響があってもホームページだけでは「待ち客商売」と何ら変わりません。そう考えた岡部先生は、こちらから積極的に弾を撃っていかねばと、新設法人へDMを送りました。平成23年には約400社に送り、その中から4件も顧問契約が成立しました。1%とは実にスゴイ結果です。


おかべ会計サイト [茶封筒に宛名を手書きしたDMを送る]→[ホームページに誘導する]→[そこで『3ヶ月無料お試し顧問』につなげる]という流れが完璧にはまったのです。それにしても「3ヶ月無料」とは言え、なぜこれほどまでに成果が上がったのか、その原因がちょっと気になったので岡部先生に確認したところ

「どうも私のプロフィールが面白いみたいですよ」と。ホームページのプロフィールに書かれた生い立ち年表が、先生のお人柄を実によく表しています。

クリックすると【おかべ会計】サイトへ飛びます→


そろそろスタッフを雇ってみたいですね ここまでの取材で満面の笑みが絶えない岡部先生ですが、これほど順調に営業活動が進めば「この先の課題や悩みなどないのでは?」と思ったものの取材の成り行き上、それとなく訊ねてみました。

すると真顔で「たくさんありますよ」と返ってきたではないですか。現在、岡部先生ひとりで顧問先を巡回し、相談に乗り、適切な助言をし、決算書を作成する、という忙殺される毎日です。日常の業務をこなすにもとっくに限界が来ているようで「できるだけ早くスタッフを雇ってみたい」。それが直近の課題であり、悩みでもありました。


また、それによって「人を雇う社長の気持ち」を知ることもできます。やはり人事面での相談を受けたり、適切なアドバイスを行うためには、自分自身も同じような立場に置く必要があるようですね。


【おかべ会計通信】 ところで肝心なことを聞き忘れておりました。それは私どもの【ダントツ通信】を取り入れたキッカケについてですが、以前に勤めていた事務所で知って「いつか独立したらすぐに始めてみよう」と思っていたとのこと。そして、それを実行に移しました。

ということは、顧問先が0のときから【ダントツ通信】を購入し続けていた、ということになります。

このような嬉しいお話を聞かされた私どもは、目頭を押さえながら「より一層素晴らしいサービスを提供させていただこう」と闘志を燃やした次第です。


笑い声が絶えることのなかった楽しい取材も2時間を超えたところで、最後の〆として「おかべ会計(岡部茂税理士事務所)の将来像」についてお訊ねしました。

「生まれ育った地元で働き続けたい。今までの恩返しをして地元の人に感謝される事務所にしたい」


このように岡部先生は地域密着を信条としており、今までにも「御社との距離が遠いから」という理由で、顧問契約について問い合わせいただいた企業を何社も断ったくらいの徹底ぶりです。可能な限り、毎月ちゃんと巡回できる企業としか顧問契約を結ばない、共に泣き笑いできる社長としかご縁を結ばない。それが、おかべ会計のルールなのです。

私たちにも戒めとなるお話がたくさん伺えました。笑顔の似合う岡部先生、またお会いしましょう!

←クリックすると実直なお人柄がよくわかります。

               
取材後記
取材の翌日、岡部先生から慌てた感じのメールが届きました。そこには、

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大変重要なことを失念しておりました。

新規のお客さまのうち2割以上は、司法書士さんからのご紹介です。
この先生にも大変お世話になっていて、頭が上がらないのです。

さとう司法書士事務所の佐藤良基先生です。

ご紹介いただいた当初は浦安に事務所を構えていらしたのですが、
現在は目黒に移転されてお仕事をなさっています。

このこともどこかに入れていただければと思います。

そんな重要なこと失念するな!というお叱りのお言葉、ごもっともです・・・すみません。
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と書かれていました。

このメールひとつをとっても、そのお人柄と多くの人に支えられているんだな、という感じが如実に表れている気がしましたので、無断でそのまま引用させていただきました。

私どもが「毎月巡回しなくても電話とかスカイプでも仕事ができるじゃないですか。遠方の会社でもいいじゃないですか」と言ったのですが、ニコニコ笑いながら「ダメです」と一蹴されました。。。

信条、信念を曲げず、自分の生き方を貫く姿勢は素晴らしいのですが、簡単に言えば頑固ですねぇ。

体温を感じる距離で会い、その様子と帳面の数字を見ながら相談に乗ったり、助言をしたり。それが税理士本来の仕事ではないでしょうか。「効率化」とは、お客様を蔑ろにすることではありません。

私どもスタッフもメモをとりながら「うんうん」と深く頷いておりました。仕事の、生き方の教訓とさせていただきます。この度は本当にありがとうございました。



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