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第0168号 ~最強の4番バッターより堅実な2番バッター

(更新日:2020年06月01日)

所長目線ではちょっと分かりにくい職員目線の組織論です。

どこの税理士事務所でもいい職員がほしいと思うでしょう。
では「いい職員」とはどんな職員のことでしょうか?

やっと今月からプロ野球が開幕するので、
それを例にお話ししましょう。

極論を言えば、若い税理士を職員にしたい。
最低でも2~3科目合格者を職員にしたい。
顧問先を開拓しまくる剛腕を職員にしたい。

つまり明日から即戦力となる最強の4番バッターが
「いい職員」と思っている所長は多いです。

でも、プロ野球を見ていればよく分かりますが、ある程度の経験を
積んだ4番バッターは、そのうちFA宣言をしていなくなります。

3~5年も実践で経験を積んでやっと一人前になった。すると、
「そろそろ独立したい」とか「もっと条件のいい事務所に・・・」。

僕の経験上、ほぼそうなるに決まっています。

だからこそ事務所の繁栄は、堅実な2番バッターがいるかどうか。

決してホームランなど狙わないし望んでもいない。もっと言えば、
大きい成果は誰からも期待されていない。

小さなヒットを打って自ら塁に出ることができる。
また、送りバントで塁上の走者を先に進めることもできる。
一方の守備はと言えば、卓越したグラブさばきでエラーは少ない。

そして4番バッターに比べて派手さはないため、他所の事務所の
目にもとまりにくく、ヘッドハンティングの対象にもならない。

最高じゃないですか。

しかし、これが厄介なことに同僚の職員からは「○○がそれだ」と
分かるものの、所長の目からはむしろ評価が低かったりします。

なぜならば、堅実というのは実に地味なものなので・・・。

これは税理士事務所に限ったことではなく、
顧問先企業のアドバイスとしても使える内容です。

30センチくらいグッと目線を落として見渡してみましょう。

5人に1人は必ずいるはずです。


2番バッターの誇り


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