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第0166号 ~お客はお金を払いたい
(更新日:2020年05月17日)
私は12年間ほど税理士事務所に勤めていましたが、
そのとき痛切に感じたことが
お客はお金を払いたい。
ということです。
実際にある建築会社の社長に言われたことは、
「うちは家を買うお客がいなくなっても困るけど、
相談できる○○先生がいなくなっても困る」とのこと。
「税理士事務所なんて他にたくさんあるじゃないですか」と私が言っても
「うちのことを一番よく知ってくれている先生や
担当者がいないと本当に困る」と言ってくれました。
もっと言えば、顧問税理士やその事務所のスタッフが
元気でいてくれないと自社の先行きが不安になるようです。
今回の新型コロナの件で「苦しいから顧問料を下げてほしい」と
苦渋の表情で頭を下げる顧問先もきっとあるでしょう。
しかし、それをあえて先生の側からそう伝えても
「先生の仕事量は変わらないから今のままでいいですよ。
むしろ給付金の手続きなどの費用をちゃんと取ってください」と
言う奇特な顧問先もあるはずです。
また飲食店など売り上げが9割減のような疲弊した顧問先でも
「客足が戻れば顧問料もちゃんと元に戻しますから」と
心の内を察してくれる顧問先も多いはずです。
苦渋の表情の顧問先、ちゃんと取ってほしいと言う顧問先、
心の内を察してくれる顧問先、
彼らのように本当のお客はお金を払いたいんです。