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第0162号 ~税理士の出番です:「枠の中で生きる」豊かな老後を提案しよう
(更新日:2019年07月01日)
少し前に世間を騒がせた「このままだと年金だけでは老後を暮らしていけない。
2000万円くらい足らない」という金融庁のひとり言。
読売新聞社がこの6月に実施した全国世論調査では、
国の年金制度に「不安を感じる」と答えた人は83%でした。
とは言え、たとえ1億円があったところで貧しい老後を送る人たちは
いくらでもいるでしょうし、その逆にわずかな年金だけでも
豊かに暮らせる人たちもごまんといるでしょう。
そこで、税理士の出番です。
これまで顧問先の社長は「どうすればうちの売り上げは伸びるの?」と
当たり前のように尋ねてきましたが、税理士は「税金のプロ」であり
「売り上げを伸ばすプロ」ではありません。
効果的な節税の結果、利益を生み出すことはあったとしても
残念ながらネットショップで衣料品を売るノウハウは持ち合わせてはいません。
ただ、ほぼすべての業種に密接して関わることができる唯一の職種ゆえに
「これから先はこの業種やこの業界がきっと明るいだろう」
「こうすればもっと優秀な人材が集まるのでは」というアドバイスはできます。
しかし、それはあくまでも過去の経験値と独自の統計法に基づくものです。
確実に儲かる仕事と分かっていれば、税理士自身がそれを始めていることでしょう。
そして、税理士の出番です。
「門外漢なのに稼ぐ方法を教えなければ」と思い悩んでいた時代から、
「手持ちの資金でやり繰りする生き方を教える」時代となったのです。
税理士が最も得意とする時代がやってきたのです。
顧問先の社長に、やり繰りという枠の中で上手に生きる方法を
教えてあげることができるのは税理士しかいないと思います。