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第0159号 ~「ひとり税理士」という時代に合った生き方の選択肢
(更新日:2019年01月28日)
この時世、税理士法人が増え続けているかと思いきや、最近では元に戻る傾向もあるのだとか。
そう言えば先日、昨年の5月に税理士法人化した知り合いの税理士からも
「疲れました。元に戻ります(笑)」というメールが届いたばかりでした。
事務所同士のM&Aなども含め、複数の税理士で構成されるがゆえに、
そこには目に見えない人間関係の「ひずみ」や「あつれき」があるのでしょう。
であるならば、まったく真逆の「ひとり税理士」として生きていく選択肢はどうでしょうか。
面白いことに、これがまたジワジワと増えているようです。
どうしても「誰にも雇われない」という点ばかり注目されますが、
個人的には「誰も雇わない」ということのほうが精神的な負担は少ないように思えます。
当然、顧問先の巡回監査も個別相談も書類の作成も電話を取ることも
珈琲を沸かすのも月曜日の朝の掃除もすべて自分ひとりで行うひとり税理士事務所。
はた目には大変なようにも見えますが、慣れてしまえばこれが結構快適らしい。
その際に最も頼りになるのがパソコン、スマホなどをはじめとするITツールです。
コピー&ペーストしたような画一的で読み手につまらないホームページではなく、
自分自身を全面に打ち出したブログで集客や遠隔コンサルなどを巧みに行っている
ひとり税理士もかなり増えてきたとか。
そもそも士業は個人に与えられた資格商売です。大きいことがいいことではなく、
より強くより中身の濃いフォローがいいことだと思うがいかがでしょうか。
ひとり税理士、この先のひとつの選択肢としては面白いかもしれませんね。