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第0158号 ~事務所通信はラブレター
(更新日:2018年10月24日)
埼玉県三芳町。人口約3万8500人の小さな町が発行する自治体広報誌『広報みよし』が今、
すっごい話題となっています。
そう、自治体の広報誌が多くの若者から支持されているのです。
2011年にリニューアルするまでは他の自治体と同じようなフツーの広報誌だった。
しかし、ズバッと斬新なリニューアルをすると2015年には全国広報コンクールで
内閣総理大臣賞を受賞。リニューアルのきっかけは、広報誌が捨てられているのを
目の当たりにした町役場の担当者が「これじゃあ税金のムダだな」とつくづく思ったこと。
中身を一切読まずにゴミ箱に放り込んでいる者も多いことでしょう。
でも、町の顔がゴミ箱に捨てられるということは、町がゴミ扱いされているに等しいのでは。
そこで、できるだけ幅広い年齢層に手に取って読んでもらえるようにと、
パッと直感的に「面白そう!」と感じる写真やレイアウトに変えてみたり、
フツーの「町の掲示板」ではなく、住民が読みたいと思うような特集を毎月組んでいるとか。
表紙の写真も主役である住民を積極的に載せている。実に素晴らしいことです。
その結果、広報誌をリニューアルしたというたったそれだけのことで
このように話題に上り、全国から注目を浴びるようになったのです。
これを機に今一度、考えてみてはどうでしょう。専門知識をひけらかした独りよがりの
事務所通信ではゴミ箱に直行するだけなので経費のムダ遣いだということを。
相手の気持ちに寄り添ったワクワクするような楽しい&面白いメッセージを心掛けましょう。
(平成30年10月号) (平成30年02月号)
・『広報みよし』バックナンバー