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第0142号 ~税理士でも社労士でも司法書士でも業務内容に上も下も立派も貧相もない
(更新日:2018年03月05日)
あれは2年前のこと。突然、知り合いの社労士が「社労士では食えん!」と吐き捨てて、
すでに所有していた行政書士資格で業務の拡大を宣言しました。
普通ならば建設業許可申請あたりに力を注ぐところですが、
そんなものはとっくにベテランの行政書士たちに市場が独占されています。
そこで目を付けたのが車庫証明などの自動車に関する陸運局への届出申請業務。
これならフットワークを生かせるからと全精力を傾けるとこれが当たりに当たり、
今では名義・住所変更など毎日のようにカーディーラーと陸運局の間を行き来しているとか。
そして今や年収は社労士の頃の3倍で、軽く1000万円は超えているそうです。
日本車のディーラーはなかなか入り込めないからとベンツやフィアットなどを扱う販売店に
足繁く通い、やっとのことで信用を得たもののどうやら彼にはコンプレックスがあるようです。
「社労士なのに・・・」という実につまらない安いプライドがときどき彼の邪魔をする。
でもね、就業規則の作成だけでは食べていけなかったからこっちの世界に来たんですよね。
車庫証明書は就業規則より格下なのでしょうか?車庫証明がないと車にも乗れませんよね。
宝石なら誰でも売れる。
だが、どんなものでも換金する力があれば、それがダイヤモンドであろうと
川原の石ころであろうとやり方次第で同じように売れるものです。
営業力とは換金力。世の中、換金力があるもん勝ちです。
当然、これは社労士に限ったことではありません。