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第0117号 ~もし稲盛和夫会長が税理士事務所の所長だったら
(更新日:2012年10月03日)
どれだけ必死に考えても残念ながら限界はあります。
それだけ先生は真剣に考え日々、悩み抜いて経営しています。
万策尽きた。。。
そう感じたとき「もし稲盛和夫会長が税理士事務所の所長だったら」と
自分を置き換えて問題の対処に当たってみてはどうでしょうか。
これは、他人の知恵を借りる一番簡単な方法です。
破綻したJALが短期間で再上場にまでこぎつけることができたのは、
紛れもなく稲盛会長の手腕によるところが大きいです。
稲盛会長が塾長を務める「盛和塾」で学ぶ顧問先の社長も多いことから、
先生方ならすでにアメーバ経営についても熟知されていることでしょう。
であるならば、せっかくなのでその知恵を事務所経営に活かしてみるのも
ひとつの方法です。
これは「擬人思考」と言い、身近な成功者や立派な経営者を思い浮かべ、
「もし○○さんがウチの業界の社長だったら、この歴史的な苦難をいったい
どのように乗り切るだろうか?」と置き換えてみるのです。
すると、従来の自分自身の発想では思いつかなかったようなことが
ふとしたはずみに表れたりすることが多いようです。
例えば、それが映画の中のヒーローでも誰でもいいのです。
「もしダーティー・ハリーだったら、44マグナムでぶっ放すだろう」
「もし顧問先の○○社長だったら、△△君をリーダーにするだろう」
このように自分を他人(偉人)に置き換えることによって、
今までの自分では思いも寄らなかった発想がふっと湧いたりするのです。
他人の知恵を借りるのに、1円も掛かりません。
また、そうすることによって、逆に自分本来の「良さ」や「強み」も
改めて理解できるようになるでしょう。