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第0109号 ~今、税理士事務所に求められる経営者マインド
(更新日:2012年01月27日)
起業したいという若者に対してよく言うのですが、
独立心と経営者の資質はまったく異なるものです。
独立というのは「勢い」だけでできてしまいますが、
経営者の資質は「持続力」で決まります。
先生方もこのような話を顧問先の社長におっしゃっていると思いますが、
では、これをご自身の事務所経営にも当てはめてみてはどうでしょうか。
これだけ景気が悪いから顧問先も減り、顧問料報酬も減ると嘆く
先生方が実に多いです。
しかし、本当に景気のせいでしょうか?
たしかにそれも要因の1つではあると思いますが、
決してすべてではありません。
十数年前のバブルの頃、それがはじけた時、リーマン・ショックの最中、
そして今。
やっている業務の中身は、顧問先拡大の仕方は変わっていますでしょうか?
まったく変わらない業務内容
↓
顧問先企業の変化についていけない
↓
新規顧問先を開拓する努力をしない
↓
顧問先が去らないように顧問料を下げる
いつの時代も何も変わらなければ衰退するのは自明の理です。
経費を削減することも大切ですが、ただそれは「止血」にしか過ぎません。
ましてや、今こそ本当に必要な営業経費まで削っては、
この先の伸びしろを自ら放棄しているようなものです。
血を止めたところで栄養を摂取しなければ末路は決まっています。
『止血と集客』のバランスが持続力を高めていき、
ひいては経営者マインドを構築していくのではないでしょうか。
「税理士事務所からの提供を期待するサービスは何ですか?」の問い掛けに
多くの社長は「役立つ提案、情報」と答えています。
https://www.zeirishijimusyo.com/enquete.html#data10
そして「あなたが会社経営について相談する相手は?」と訊ねれば、
大多数の社長が「顧問税理士」と答えています。
https://www.zeirishijimusyo.com/enquete.html#data01
先生方の事務所経営こそが顧問先企業の生きたお手本となるのです。
経営者マインドを意識しながら日々の業務を見直していきましょう。