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第0104号 ~税理士事務所の本当の営業
(更新日:2011年08月03日)
25人のベテラン税理士に「今までに営業をしたことはありますか?」と
アンケートを取ったことがあります。
そのとき、全員が「YES」と答えました。
では、一体どのような営業をしたのかを訊ねてみたところ、
“拡大キャンペーンで職員たちにノルマを与えた”
“画期的な信賞必罰制度を設けた”
“各種セミナーや異業種交流会を開催した”
という類のものが多かったです。
しかしながら、それは単なる企画であって「営業手段」ではありません。
そこで、最後にもう一つだけ訊ねてみました。
「営業とは何ですか?」と。
“売上げをアップさせるもの”
“自社の基盤を支えるもの”
“相手を納得させること”等々いろいろな回答が出ました。
『営業とは、頭を下げずにお客(売上げ)を増やすこと』です。
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どれだけお客を増やしたところで、そのやり方がコメツキバッタのように
ペコペコと頭を下げ、こびへつらったものではとても営業とは呼べません。
今回はたまたまそれでお客が増えたものの、
決して将来にわたって上手くいくやり方ではありません。
相手に「お願いですから、それを売ってくれませんか」と言わさせるのが
本当の営業です。
靴底をすり減らすだけでまったく意味のない飛び込みセールスや
相手の迷惑を考えないテレホンセールスなど愚の骨頂です。
根性や気合だけでクリアーできることなど、この世には1つもありません。
額に汗を流すのではなく、脳ミソに汗を掻くやり方を本気で考えましょう。
それが本当の営業です。
税理士業界で本当の営業をやっている事務所をまだ見たことがありません。