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第0092号 ~税理士の本来の役割を知らない起業家たち
(更新日:2010年09月22日)
今、会社設立サイトを使って自身で設立する起業家が随分と増えて来ました。
当然、司法書士に依頼するよりも数万円ほど安く上がりますし、
サイトに書かれている通り作業を進めれば、誰にでも簡単にできるからです。
ところが、その会社設立サイトで設立された会社の3割近くが、
税理士事務所と顧問契約を結んでいないそうです。
また、顧問契約を結んでいない会社の6割が「お金がないから」。
残りの4割が「その必要性を感じていないから」という理由のようです。
たしかに市販の会計ソフトも随分と便利になってきました。
[決算]というボタン1つで立派な決算書までプリントアウトできます。
がしかし、帳面を作る作業が税理士の仕事ではありません。
あらゆる業種に精通し、その数字から先を読むことは税理士の専売特許です。
ただ、その事実を世間の起業家たちはほとんど知らないのです。
しかしながら、これは税理士側にも責任はあります。
世に知らしめる行動をまったく起こしていないからです。
とっくの昔に税理士法は改正され、今ではちゃんと営業はできます。
先生は、タクシーを拾うときにどうしますか?
念じたら止まってくれますか?
簡単です。右手を上げれば止まってくれます。
指を加えて待っていても顧問先は増えません。行動に移しましょう。
税理士の本来の役割を知らない起業家たちは、世の中にゴマンといます。
チャンスは、右手1つで近寄って来ます。