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第0088号 ~優秀なのに昇進欲のない職員を課長にさせる方法
(更新日:2010年08月09日)
ある先生から、
「課長にしたい職員が1人いるけど、どうもその気がない」という相談を受けました。
先生が「課長になりたいか?」とその職員に問うても、
「いえ、僕なんか…」と煮え切らない態度をするそうです。
間違いなく優秀な職員ですね。
「課長になりたいか?」と聞いて「はい!」と即答する職員に
ろくな者はいません。
・ヤル気があっても何もやらない者
・ヤル気はないけどちゃんとやる者
この2つのどちらがいいでしょうか?
ちなみに、ヤル気があってちゃんとやる者はとっくの昔に独立しています。
そこで、その優秀な職員を課長にしてしまう方法を先生にお伝えしました。
課長の仕事を勝手に押し付けるだけでOKです。
その職員は、仕事は好きなのです。他の職員が嫌がる仕事でもやります。
嫌い、苦手なのは「課長」という役職。もっと言えば「呼称」だけです。
なので、課長がやるべき仕事を順番にやらせてしまえば、
あとは「君のやっていることは課長の仕事だよ」と半年後に言うだけです。
そうなると、さすがに折れます。
萎縮した職員を「課長」に昇格させて、それに見合った仕事をさせる。
これは、よく使う手ですが、所詮それまでの職員です。
本当に優秀な職員ならば、先に据えたい課長の仕事をさせておいて、
そのあとに「課長」という呼称を与えればOKです。
仕事は好きだけど、そのポジションが苦手な職員。
仕事は嫌いだけど、そのポジションが好きな職員。
税理士事務所に限らず、職員(社員)はこのどちらかにしか該当しません。