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第0067号 ~顧問先の喜びが職員のモチベーションに影響する
(更新日:2010年03月17日)
確定申告を終えてホッと一息ついている事務所も多いと思います。
先生はもとより職員のみなさんにも言葉にならない安堵感があると思います。
しかし確実に言えることは、1年後には
また同じ繁忙期が訪れるということです。
あるマーケティング会社が調べた最近のデータによりますと、
今なお徒弟制度が残っていると思われる業種の1位が板前。2位が美容室。
そして3位が士業(弁護士・税理士)事務所という結果になったそうです。
徒弟制度、つまり親方・弟子という丁稚(でっち)制度のことです。
たしかに、弁護士事務所のように仕事を覚えるためにそこで働くイソ弁と
呼ばれる新米弁護士もいますが、税理士事務所ではそうはいきません。
一昔前までは、5科目受かったら独立していいよ。いや、して欲しいという
事務所も多かったはずです。
しかし、今では大原簿記の掲示板に求人広告を掲載しても、
優秀な人材が集まらないのが現状です。
できればこのまま資格を取得せずに、事務所に居残って欲しいという先生も
実際には多いのではないでしょうか。
それほどまでに税理士事務所の求人難、優秀な人材不足も
切実なものとなってきています。
そこで、見方を変えて税理士事務所に勤める職員のみなさんが、
今置かれた現状を一体どう考えているのかご存知でしょうか。
そのような問いに対して最も多い回答が、
「ルーチンの仕事にやりがいを感じない」というものです。
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営業が苦手、ノルマが怖いと思って税理士事務所を選んだ若い職員も
きっと多いことでしょう。
しかし、入ったら入ったで日々の抑揚のない、刺激のない仕事に
面白みを感じていないもの現実です。
身勝手だとは思うものの、それが現実の姿です。
ですから、職員のモチベーションを上げるため、少なくとも維持するために
どの事務所でもやっているルーチン以外の何かを見出さなければなりません。
すべての職員が喜ぶことは、やりがいを感じる瞬間は何か?
それは、顧問先が「ありがとう」と言ってくれたときです。
そこで、ある事務所は顧問先の売上を向上させる提案を積極的にやり、
顧問先からも喜ばれ、職員のみなさんのヤル気もアップさせています。
そのときに使っている提案書が、これたった1枚です。(※青チラシ参照)
実際に、顧問先がこのようなツールを導入しなくても構わないのです。
このように「御社のことを思っていますよ」という姿勢を見せることが
顧問先の喜びにつながり、ひいては職員のモチベーションに影響するのです。
1年後には、また同じ殺人的な繁忙期が間違いなく訪れます。
(※青チラシ)