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第0050号 ~同業者は1円も払ってはくれない

(更新日:2009年10月21日)

30人の社長に「税理士事務所についての感想」を訊ねたことがあります。

アパレル会社、不動産屋、飲食店、花屋、人材派遣会社、クリーニング店等々、
そこでさまざまな業種の社長たちが異口同音に発した答えは、

「何を言っているのか、難し過ぎてよく分からない」でした。


それは、監査担当者が面と向かって話す内容のことだけではなく、
その事務所が運営しているホームページでも同じことが言えます。

税理士事務所のホームページのほとんどが、社長たちからすれば
「何を言っているのか、難し過ぎてよく分からない」ものなのでしょう。


難しいことを難しいまま伝えるには、何の苦労も努力も要りません。でも、
難しいことを中学生でも分かるくらいやさしく伝えるには知恵が要ります。

顧問先の社長は、その商売のプロですが、税に関しては中学生と同じです。


法律の専門用語など難しい表現を使うことがカッコいいことだと思っている
税理士は驚くほど多いです。というか、ほとんどがそうです。

そんな税理士を目の当たりにした一般の社長たちはどう思うでしょうか。

「この税理士、能がないな」と内心では思います。


税務六法などの専門書に書かれている内容が分からないから聞いているのに、
それに輪をかけて、もっと言えば、このくらいのことも知らないの?という
ニオイさえ漂わせながら解説する税理士も多いと社長たちは声高に言いました。


優秀な大学教授は、中学生にでも理解できるように教壇から話し掛けます。

では、どうして税理士は難解な専門用語を顧問先に使ったり、
ホームページに小難しい税法をそのまま載せるのでしょうか。

おそらく、心のどこかに「○○先生がこれを知ったら、これを見たら…」と
いうのがあるのではないでしょうか。

つまり、同業者から蔑んで見られたくないという意識が自然と働くのでは。

しかし、同業者は1円も払ってはくれません。
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税理士事務所の利益の源泉は、税の素人いや、ド素人である
顧問先によって成り立っているはずです。

その「○○先生」が1円でも払ってくれれば別ですが、
そんなことはあり得ません。

だれが自分たちに利益をもたらしているのかを考えれば、
おのずと監査担当者の接し方、ホームページの見せ方は変わるはずです。


顧問先は、もっとやさしい言葉、分かりやすい日本語で話しかけて欲しいと
切に願っているのではないでしょうか。

「先生、その言葉の意味が分かりません」とはなかなか言いにくいものです。


事務所の雰囲気をもっとフレンドリーにし、顧問先との垣根や段差を
取り払うためにも発信ツールは必需品です。


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