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第0038号 ~大きな利益は小さな手回しの積み重ね
(更新日:2009年07月08日)
先日、平成19年度の公認会計士試験の最終合格者が発表されました。
4041人です。昨年の3108人より約900人ほど増えています。
最終的に5万人に達するまでこのペースが続くと思われます。
ということは、間違いなく税理士業務の取り合いとなります。
また、弁護士ではノキ弁と呼ばれる新人弁護士が増えています。
先輩の事務所の机を借りるだけで給料はもらわない軒先弁護士です。
これからは、合格数が増えるので士業も競争が激しくなります。
しかし、ほんの些細な努力で仕事など簡単に増やせるはずです。
例えば、銀行員に会ったときに普通の人は名刺を差し出します。
ところが、それでは普通すぎて銀行員の印象にはなにも残りません。
半年ほど前ですが、私の知り合いの若い税理士が事務所通信を
初めて会った銀行員に「こんなの出してます」と言って手渡しました。
それからというもの相続対策の相談1件や、
新規の顧客を2~3件ほど紹介していただきました。
知り合いの税理士に、どうしてあなたばかり紹介してもらえるのか、
その理由をその銀行員にそれとなく訊いてもらいました。
答えは「印象に残っていたから」でした。
また「こんなことをやってる先生なら、きっと仕事もできるだろうし、
人当たりもいいだろう」と、その融資担当者は勝手に思ったそうです。
銀行員に限らず、自分が紹介した人になにか問題があると、
自分の信用まで失われるような気がして慎重になるものです。
それが名刺からでは分からないのです。見えてこないのです。
だったら、分かっていただくツールを手渡せばいいだけです。
銀行員は、たくさんの人から嫌というほど名刺をもらいます。
今、名刺を渡したところで、1時間後には忘れられます。
まずは、テーブルに乗ってしまえば紹介は必ずあるはずです。
そのためには印象に残るか否かが肝心で、露出することが一番の近道です。
幸いなことに士業の先生方は、腰が重くてあまり動きません。
小さなことですが、小さなことの積み重ねが大きくなります。
小さなことをやり続けない限り、大きな利益は発生しません。