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第0032号 ~自腹を切る税理士事務所職員の悲痛
(更新日:2009年06月17日)
「自腹を切る」とは、事務所が出すようなお金を職員が自ら負担する、
つまり身銭を切るということです。
「だから何?」とお思いの先生も多いでしょう。
しかし、先生の事務所も例外ではないかもしれません。
ひょっとすると自腹を切っている職員がいるかもしれません。
ちょっとしたミスだったら上司に報告せずに、自分一人でなんとか処理できないかと
職員は100%考えています。
所長や直属の上司に叱られるリスクより、自腹を切って顧問先などにお金を渡したほうが
はるかに安いと思っています。
それが5万や10万円で済む話ならすぐに払って終わらせるでしょう。
しかし、その金額が20万円を超えるとちょっとツライ。
多くの職員は、疲れが精神的にも溜まっていますが、肉体的にも金銭的にも貯まっています。
かくいうこの私でもサラリーマン時代に約7万円ほど自腹を切った経験があります。
そのときの私は何も悪くないし、それどころか感謝をされてもいい立場でした。
でも、入社したばかりで状況がよく掴めていなかったために「な~んかマズい感じだな。
早く終わらせたほうが・・・」と勝手に思い込んでしまったのです。
十数年という月日が流れてもこのように今でも鮮明に脳裏に焼き付いているくらいです。
ひょっとするとこれは職員の誰にも言えない退社理由のひとつかもしれませんね。