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第0030号 ~専門業務は平面に伸ばすな、垂直に打て!
(更新日:2009年06月11日)
樫尾鋭男(仮称)、32歳。
某国立大学経済学部を卒業すると東証一部上場のメーカーに入社。
海外勤務を経て帰国すると本社の経営戦略に携わるため経営企画室に籍を置いた。
そこで彼は戦略経理の面白さを知り、と同時に自分の力を試すために
税理士資格を目指すことにした。
メーカーを退社し税理士法人に入社。なんと3年で合格した。
その彼が私どもに「次は司法書士の資格を目指すよ」と言った。
多くの場合、税理士はさらなる資格の取得を目指して社労士や中小企業診断士、
難関の司法書士などにチャレンジする。
しかし、そちらの世界はそちらの世界でもういっぱいいっぱいのはずだ。
どうも私どもには平面を埋めているだけのような、キャパの取り合いの中に
新たに参入するだけのような気がしてならない。
であるならば、英語を身に付けたほうが強いのではなかろうか。
せっかく前に勤めていた会社で海外勤務の経験があるのだから。
この先、登記ができる税理士より英語が堪能な税理士のほうが
より強いと思うがいかがなものだろうか。
世間からすれば、税理士も弁護士も社労士もみんな同じだ。
そばを打つように業務を平面に広げるのではなく、従来の発想とはまったく異なる
新しい武器を垂直に打つことを考えてみてはどうだろうか。
この物語はノンフィクションのため登場する人物は実在します。
ちなみに、樫尾鋭男は「カシオ」と「シャープ」から命名しました。