【税理士事務所のダントツ通信】をご利用いただいている素敵な方々を順番にご紹介させていただきます!
第5弾 増田利幸税理士事務所 増田利幸先生(静岡県静岡市)
    取材日:2011年10月12日(水)
はじめまして!パソコンを作ってしまう増田利幸です! 第5回目の【ダントツな人々】は、静岡県静岡市で恐ろしいほど丁寧な仕事で顧問先の心を鷲掴みまくっている増田利幸先生です。

本当に何をやらせても徹底的に几帳面で、おまけに手先も器用!その点につきましては後ほど(52行くらい下)物的証拠と共に詳しくお伝えします。

昭和39年(東京オリンピック開催年)サッカーで有名な藤枝市で可愛い赤ちゃんとして誕生し、現在でも自宅のある藤枝からここ静岡市内の事務所まで毎日40分掛けて車で通っているそうです。


増田先生が大学を卒業した昭和62年頃は「バブル崩壊前」どころか、まだ世間がバブルの「バ」の字も知らなかったほど超バブリーな時代でした。それゆえ「起業」という観念も非常に薄く、優秀な学生はとにかく大きな会社へ就職することが一番なんだと疑わなかった時代です。裏返せば、「大したことがない奴が起業するんだ」とさえ思われていた、そんな時代でした。


看板が元に戻った! その中で増田先生も例外ではなく、地元の大手コンピューター会社に就職しました。大学卒業→就職という社会のレールに乗っかることに何の疑問も不安も感ずることなく毎日が淡々と流れていきました。

ところが、仕事がバリバリできて責任ある立場にもなってきた入社7年目。この30代を迎えた頃から会社に対する不満が沸々と湧いてきました。

ここで話は変わりますが、先日の台風12号により事務所の看板が落ちてしまいました。縁起でもないですが、カーソルを当てると元の状態に戻ります→


大きな会社であればあるほど視野、見聞、知識も広まりやりがいはある。しかしその反面、一従業員である自分の意見など相手にされず、ほとんど聞き入れてもらえませんでした。いくら会社のためだと必死に考えたところで、直属の上司が握り潰してジ・エンドだった。それが当時の大企業でした。


なるほどねぇ~♪ それから3年が経ったある日のこと、先生は「もう嫌だ、限界だ。何か手に職をつけて独立するよ」と断腸の思いで奥様に言いました。すると奥様は、

「バッカじゃないのぉ~?」と呆れたそうです。

はい、私どももそう思います。しかし、このときすでに増田先生は腹をくくっていました。失敗してもいい。いや、本当は嫌だ。でも、とにかく自分の思い通りにできる仕事がしてみたいんだ!このような独り言をつぶやきながら10年間勤めた会社に辞表を提出し、憧れの税理士を目指したのでした。


ちなみに、増田先生は在職中に簿記論と財務諸表論の2科目を合格していました。このあたりの用意周到さが憎らしいほど抜け目のないところです。また、会計事務所に勤めながら試験勉強をすれば、あと3科目くらい簡単に受かると思っていました。が、それがそれが思うほど甘くはなかったです。


あー、忙しい! 結局のところ、静岡県内の3つの会計事務所を渡り歩きました。仕事と勉強の両立は思った以上に厳しいものがありましたが、無事に合格。また、3つの会計事務所を渡り歩いたおかげで、事務所それぞれの個性というかやり方がとてもよく分かり、お金では買えない貴重な体験をすることができました。

そして、平成18年4月にめでたく開業。

ただ、まったくの0件スタートでした。以前に勤めていた事務所から顧問先を譲ってもらうわけでもなく、事前に銀行などを回る時間も余裕もなかった。


さぁ、どうしたものか。随分と時間がかかったが、やっとの思いで自分の好きなように仕事ができる環境が整った。しかし、肝心のその仕事がない。そのとき気づいたことは、今まで仕事と思ってきたことは「作業」であり、本来の仕事とは「自らが率先営業して顧問先を増やす」ことなんだと。


パソコンも自分で作ります! まずは「増田利幸税理士事務所」の存在を1人でも多くの人に知らしめなければならない。その思いだけで、知人・友人はもとより先輩税理士たちの元へも足繁く通い、懸命にアピールしました。

また、自社サイトは必ず武器になると確信していたので自分で作りました。右の写真を見てください。そうです、増田先生はサイトどころかパソコンまで自分で作ってしまうほど手先の器用な税理士です。

現在のサイトは業者に依頼したものですが、骨子はすべて当時のままです。【増田利幸税理士事務所


正直、最初の頃は「サラリーマンのほうが楽だったなぁ~」と何十回思ったことでしょうか。ただ、もう後戻りはできません。寝る間も惜しんで働いた結果、少しずつですが顧問先が増えてきました。


あー、やっぱり忙しいぃ~♪ また、好き嫌いは言っておれませんのでどんなお客でも引き受けました。例えば、過去3年間一度も申告をしていないような人でも。しかし、面白いものでそのような顧問先でも真摯に向き合えば向き合うほど売上は伸び、事務環境も整ってきたそうです。

そのうちにサイトからも税務に関する質問や顧問契約についての問い合わせなどが、嬉しいことにチラホラと寄せられるようになりました。このサイトに関しては、今後は既存の顧問先からも大変評判が良い「お客さまの声」などをさらに充実させていくつもりです。

このような自らの経験と趣味を活かし、今では税務関係だけにとどまらず、インターネット・パソコン全般、自社サイトを活用した営業展開などについても顧問先へ積極的にアドバイスをしています。


バックナンバーはすべて綴ってあります! そして、もっと顧問先に役立つものを、さらに顧問先が増え続ける仕掛けを。そう思った増田先生は、2008年7月号より私どもの【ダントツ通信】を採用してくださいました。

その反応と評判は良いようで、先生のサイトを見て知った近所の喫茶店のマスターからも、面白いからずっと送って欲しいと頼まれているそうです。少年ジャンプと一緒に並べて置いてあるのでしょうか。

3年分以上のバックナンバーがすべてファイルしてあります。カーソルを当てると頁をめくります →


フムフム、それからどうされましたか? ところが順調そうに見える増田先生にも悩みがあるのです。いや、順調だからこその悩みとでも言いましょうか。現在、事務所には女性スタッフが2名いますが、巡回監査は増田先生1人が行っています。

これ以上、顧問先が増えると巡回することは困難。この先、少しずつでも職員を増やしてある程度の件数までは対応すべきか、それこそ質の良い顧問先とだけ末永くやっていくべきなのか、どちらが…。

先生曰く、「すぐには答えは出ないけど、なんとか方向性だけは近日中に決着をつけたいですね」と。


その方向性に関連する事とは思いましたが、今回の熱い取材も2時間を超えましたので、最後の締めくくりとして「増田利幸税理士事務所の将来像」についてお訊ねしました。遠い将来でも半年先でも抽象的でもとにかく何でもOKなので、増田先生が理想とする事務所の形を語ってもらいました。


とりあえず仕事をしてるふり・・・ 「楽しく働くこと。今はそれしか見えませんね」

せっかく働くなら楽しく働きたい。そのためには事務所を大きくしたいとはまったく思わない。たとえ小さくとも強くしたい。また、強くするためには、昨日ダメだったところを今日は少しでも良くなるように改善する。その繰り返ししかありません。

「そして、人とのご縁をより大切にしていきたい」

増田先生は、このような趣旨の話を眼鏡の奥の瞳を輝かせながら缶コーヒー片手に熱く語ったのです。


  昨年の暮れのことです。ある大手企業の労働組合からの税務相談を受けてくれないかと税理士会から依頼がありました。よくよく聞いてみると、なんとその会社は増田先生が13年前に退社した大手コンピューター会社だったのです。そのときほど「ご縁」を強く感じたことはありません。と同時に、

円満退社で本当によかった~♪と安堵したのです。

そんなこともあったせいか、顧問先や職員たちとは末永いお付き合いをしたい。広い日本の中で奇跡に近い確率でめぐり会ったのだから、共に楽しく働き共に繁栄したいと心から願っているのです。

楽しい取材であっと言う間に時間が過ぎてしまった感じです。増田先生、是非またお会いしましょう!

←クリックするとパソコンだけでなく、税務関係もマジメにやっていると弁明します。

               
取材後記
あー、酔ってきた~ 実は、私どもの取材スタッフの中に増田先生と同じ昭和39年生まれの者がいて、そのせいか妙に話が合ったのです。やはり生まれ育った時代が同じというのは何かしら強いつながりを感じるものですね。

上記の取材ページの中に可愛らしい女性スタッフが登場していますが、まだ半年前に入所したばかりの新人です。会計業務は初めてのようですが、彼女が先生に聞こえないような小さな声で「とても丁寧にやさしく教えてくれますよ」と言っていました。

残念ながらその彼女は参加しなかった食事会です→

あいにく増田先生は風邪をこじらせていたのですが、そこはご縁を大切にする人だけあって私どもにお付き合いいただきました。このお店も先生の顧問先のようで、非常にセンス&味が素晴らしい割烹料理店でした。また、アルコールが入るとここではお話できないようなオフレコ話をたくさんしていただきましたが、ここに書けないオフレコ話を聞かされてもこちらは欲求不満になるだけです。。。

とても気さくな先生でこちらも大変楽しく取材するができました。今度お会いするときは是非、万全な体調のときにさらにオフレコの話をお聞かせください。この度は本当にありがとうございました。



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