【税理士事務所のダントツ通信】をご利用いただいている素敵な方々を順番にご紹介させていただきます!
第8弾 小野英範税理士事務所 小野英範先生(大分県日田市)
    取材日:2013年06月11日(火)
はじめまして!日田の小野英範です! 第8回目の【ダントツな人々】は、夏は暑くて冬は寒いという大分県日田市で地域経済の活性化に日夜励みまくっている小野英範先生です。

パッと見は時代劇に出てくる悪代官のような強面でビビリますが、話せば気さくな兄貴分です。なのでどちらにしても怖いイメージには変わりません。。

とは言え「e-egao.biz」というドメインを取得しているくらいなので「笑ってください」とお願いすればここぞとばかりに素敵な笑顔を見せてくれます。

←カーソルをあてると実にいい笑顔です♪


小野先生は大分県玖珠町というわずか13戸の山村集落で生まれ育ちました。小学校から中学校までの9年間は仲間たちと寝食を共にする生活で、持ち前のリーダーシップを発揮した先生は児童会長、生徒会長、卓球部主将として常に人をまとめる立場で大活躍しました。言い換えればガキ大将です。


繁盛資料館 中学を卒業すると地元を離れて高校に通いました。

書店でアルバイトをしながら下宿代や生活費を得た小野先生ですが、日中は学校、夕方はアルバイト、その後に夜遊びという毎日でもまったく疲れることはありません。若さって凶器みたいなものですね。

また、アルバイトと言ってもかなり真剣に取り組み、そこでビジネスの基本やお客様を満足させる仕組みなどを自分なりに会得した先生は、店主から「うちに就職しない?」と誘われたほどだとか。

今ではそのノウハウがここに。カーソルをどうぞ→


高校卒業後、そんな店主からの誘いをバシッと断って進んだ道が税務署職員でした。そのキッカケは高校時代の下宿先に税務署に勤める方がいたからだそうです。もし、その方が下宿先にいなかったら今の小野先生はいなかったかも知れません。そう思うと人とのご縁というものは不思議なものです。


太い梁が見事なオフィスです めでたく試験に合格し、晴れて税務署職員となった先生は、上司や同僚たちが「ちょっと休んだら」と言うくらい朝から晩まで猛烈に働きまくりました。

ご存知のとおり税務署は転勤が多い仕事なのですが愚痴や不平不満ひとつ漏らすどころか、行く先々で逆に楽しんでしまうほどの溶け込みっぷりでした。

ただ、そんな先生でさえも唯一「俺が行くの?どうしても行かなきゃいけないの?本当に行くの?」と泣きそうになりながら向かった場所がありました。

そこは九州南方海上にある島。鹿児島県奄美大島。

嫌で嫌で仕方なく赴任した奄美大島。ところがどうでしょう、実際に暮らしてみると山村育ちの先生にとっては見渡す限りの真っ青な海や心温かい土地柄はまさにパラダイスでした。当初の予定どおり2年間の業務を終え、本土に帰る際には「もう少しいたいな」と思うくらい素晴らしい場所でした。


さぁ、仕事仕事♪ 結局、先生はこのような転勤生活を23年間ほど税務署職員として過ごしました。北は東京、南は奄美大島までの23年間でなんと12回の転勤でした。

一番印象に残った場所が奄美大島なら、最も貴重な体験をした場所が5年間ほど勤務した国税局です。

この国税局での勤務はとても厳しい仕事環境でしたが、多くの素晴らしい先輩や同僚たちが小野先生自身を大きく、強くしてくれました。この国税局の経験があったからこそ、後に独立することとなった先生の背中を「自信」というパワーで押したのです。


仕事は楽しい、やりがいもある。本当はこのまま税務署職員として定年まで働きたかった。ところが先生の父親が亡くなって転勤生活がままならなくなりました。そのため職場の上司や同僚から惜しまれつつ退職することとなった先生は、元上司の税理士から「うちで働かないか」と誘われたのです。


快適な環境で仕事しています! 突然のことで何のあてもなかったため、誘われるままに入った元上司の税理士事務所の所在地が現在、小野英範税理士事務所がある大分県日田市でした。

平成13年9月に税理士登録をした先生は、それまでの税務署職員時代に培われた知識と経験をフルに活かしながら日々の業務に取り組みました。当然、初めての実務で分からなかったことも多かったですが、持ち前のパワーで一気呵成に突き進みました。

それから3年半が経ち、国税局勤務での自信もあり税理士としての自分の力を試したいという気持ちを抑えきれずに独立したのが平成17年4月でした。

開業と同時に、それまで担当していた顧問先企業が「今までどおり小野先生にお願いします」と来てくれました。熱意ある先生の指導に惹かれた企業の数は20社。スタートダッシュは大成功でした。


夕田橋の悲劇です 所員が顧問先を巡回し、先生は担当を持たずにすべての顧問先の決算報告会などできる限り社長と膝を交える仕組みづくりにしました。するとその評判は広まり、顧問先の数も順調に増えていきました。

宮大工が作った太い梁のある事務所、所員も6名にまで増え、何もかもが順調に運んでいたかに思えたそのとき思いも寄らない悲劇が襲い掛かりました。

それは平成24年7月3日に起きた花月川の氾濫。

その当日の生々しい映像を見せていただきました。←カーソルを当てると後世に伝える大量の資料が!

午前9時半頃、梅雨前線の豪雨により日田市の中心部を流れる花月川の堤防が決壊して氾濫。先生の事務所も118cmまで水没しました。急いでパソコンや資料などを事務所の2階へと運び、被害を最小限に留めたものの自然災害の猛威には閉口するばかりでした。ただ、意外に冷静だったそうです。


小野英範税理士事務所サイト 日頃からパソコン内のデータはもちろん、紙ベースの議事録や資料などもすべてスキャンして保存していたため、今回のような突発的な出来事があってもすぐに復旧できるという自信があったからです。

また今後、何が起きてもいいように顧問先にリスクマネジメントの大切さを伝えることも自分たちの大切な使命であると先生は身をもって痛感しました。

このように絶えず顧客目線でものを考える先生は、「パイプを太く!」という点にこだわっています。

クリックすると【小野英範税理士事務所HP】へ→


e-笑顔通信 事務所の規模を大きくするのではなく、顧問先1社1社とのパイプを可能な限り太くする。そのほうが強靭な組織となると力説する先生は「密着度を高めるにはアナログしかない」という信念の下、5年間ほど手作りの事務所通信を発行していました。

←カーソルを当てると現在の[笑顔通信]の下から8年前の事務所通信が現れます!

それだけでなく、自社サイトに記事を掲載してメールで送ったり、ネット環境が整っていない先にはFAX通信として毎月発行していました。そして、それは[笑顔レポート]として今でも続いています。

あらゆる媒体を使って顧問先との密着度を高めた先生ですが、さすがに5年間も作り続けるとネタを探すのに大変苦労するようになりました。また、それに費やす時間も膨大なものとなりこのままでは本業に支障を来たすとまで思うようになりました。そこで取り入れたのが【ダントツ通信】でした。


その効果は歴然で、既存顧問先の定着はもとより、新規顧問先の増加にも大変役立っているようです。

特に新規顧問先の増加については、そのほとんどが次のような紹介によるものです。
・既存顧問先からの紹介が50%以上
・金融機関・商工会議所からの紹介が20%以上

具体的な内容を小野先生に語っていただきました→

既存顧問先や銀行などに[笑顔通信]を毎月発送し続けることは、「先生へ紹介する機会を与えること」と同じなのでしょう。楽しく分かりやすい内容が小野先生のファンの輪を広げているようです。


夕田橋の上から花月川を望む 先生が「ちょっと出かけよう」と言って向かった先が、今回の災害の原因ともなった夕田橋でした。その真ん中に立つと花月川を指差し、当時の悲惨な出来事から学ぶべき点を熱く語っていただきました。

日田市内の税理士事務所で水害に遭ったのは先生の事務所だけです。だからこそ「何があっても事業がずっと続くようにアドバイスをしていきたい」と。

最後に先生の夢を語りまくってもらうつもりでしたが、「それは鵜飼で」と笑った先生。おぉ!日田の鵜飼かぁ。ということで[取材後記]に続きます。
              
取材後記
今年最高じゃないの?というくらい暑い日でした。正直、涼しい個室で食事したほうが…と一瞬だけ頭をよぎったのですが、最高ですね!日田の鵜飼は!

大分市に住む弊社の代表は鵜飼舟に乗るのが初めてで「同じ大分県なのに知らなかったなぁ。税理士会で企画してくれないかなぁ」と感動しまくっていました。岐阜県に住むスタッフでさえも「長良川の鵜飼とは雲泥の差ですねぇ」と感心しきりでした。

小野先生は「一人でも多くの人にこの日田の良さを知ってもらいたいですね。地域のみんなを笑顔にするために頑張りますよ」と赤い夕日を眺めながら三隈川の流れのように滔々と語ってくれました。

最後の最後に肝心の先生の夢ですが、それは[経営者サロン]を営むことだそうです。玖珠町にある先生の生家で温泉が出たので、そこを改築して経営者が集まる憩いの場所にする構想が鮮明にあるとのこと。溢れんばかりの緑、小川のせせらぎ、小鳥のさえずりだけが響き渡る田園風景の中で気の合う人たちをお迎えして日頃の喧騒から解き放たれた空間で癒されてもらいたい。そこで人生や経営のヒントになるキッカケも提供できるのではないか。そのようなことを具体的に考えているようです。

「経営者サロンがオープンしたら続編として再度取材に伺います」と約束を交わし、豪華な料理を美味しいお酒でいただきました。この度は、本当にありがとうございました!顧問先、ひいては地域全体の活性化を心から強く願うその熱き思いに胸打たれた一日でした。またいつかお会いしたいです!
続編はこちら
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