【税理士事務所のダントツ通信】をご利用いただいている素敵な方々を順番にご紹介させていただきます!
第12弾 永森真知子税理士事務所 永森真知子先生(岐阜県岐阜市)
    取材日:2018年04月24日(火)
はじめまして!永森真知子です! 第12回目の【ダントツな人々】は、岐阜県岐阜市で朝から晩まで寝る間も惜しんで頑張っているのに、なぜか健康的な笑顔を絶やさない永森真知子先生です(笑)。

平成29年8月に開業したばかりの永森先生の一日は、まだ暗いうちから起きてお弁当作りから始まります。
長女は今年の春から大学に通うことになったそうですが、まだ2人も大食い盛りの息子がいるためです。弁当、朝食、洗濯、掃除という家事からスタートする毎日に奮闘中の永森先生に密着しました。

←カーソルをあてるとさらにステキな笑顔です♪


その前にひとつだけお知らせがあります。なんと私どものスタッフの1人が以前、永森先生と同じ税理士事務所に勤めていたのです。そのスタッフとは、この記事を書いている私です(笑)。そのためどうも永森先生というのはこちらもあちらも恥ずかしくなるため、この際「真知子ちゃん」と呼ばせていただきます。入社したときから知っているので取材をしなくても大抵のことは分かりますが、念のため順を追って取材しました。


あ~、今日も忙しいわ♪ その当時、全国簿記大会で日本一を快進撃中だった岐阜県立岐阜商業高等学校(以下、県岐商)簿記部。その中でも真知子ちゃんは「岐阜に真知子あり」と言われるくらいのエースでした。高校時代から首までどっぷり簿記に浸かっていたのは、実家が商売をやっており、幼い頃からその大切さが体で分かっていたからでしょう。

持ち前の根性と天性の素質を発揮すると高校時代に日商1級、全経上級資格を取得しました。これによりますます簿記が面白くなり、来る日も来る日もシャープの電卓を叩く毎日でした。う~ん、辛いとか逃げ出したいと思ったことなどただの一度もありませんでした。


高校進学時にはすでに税理士になろうと決めていた真知子ちゃん。県岐商を優秀な成績で卒業すると大原簿記専門学校へ入学しました。はい、お察しのとおり授業料は「免除」です。それだけ周りからの期待が大きいため必死こいて勉強すると2年間に税理士試験科目である簿記・財務諸表論・法人税・消費税を取得しました。あと1科目でコンプリートです。


必死こいて仕事しまくってます! 20歳になった真知子ちゃんは古株として私が居座る税理士事務所に入社しました。今から23年前のことですが、彼女が初めて出社したシーンを今でも鮮明に覚えています。入社前から「20年に1人の逸材」と噂され、それはそれは期待の新星でした。

そして、その星は期待どおり輝き続けました。

とにかく頭の回転・キレがいいこと、物覚えがいいこと、理解力・応用力が優れていること。一度こちらが説明するとスーッと吸い取り紙で吸収しているようで私自身も同じ説明を二度繰り返した記憶が全然ありません。


そんな真知子ちゃんゆえに、社会人1年目の慣れない仕事をやりながらでも2年目の8月の税理士試験で相続税科目に合格し、見事に5科目のコンプリートを達成したのです。このとき21歳。この年の全国最年少合格記録が20歳だった。ミリ単位で惜しい!それにしても通常の監査業務のほか、事務所が主催する異業種交流会への参加など、モーレツに慌しい日々の中でよくこれだけ勉強ができたと周囲も驚くほどでした。


日夜、勉強に明け暮れてます 当然、事務所では即戦力となりました。十数社の巡回監査の担当先を抱えながら、その他にも法人税・所得税・相続税関係の業務の専任者として日々、めきめきと音を立てるように実力をつけていきました。

分からないことがあるのは当たり前。とは言え、答えのない問題はない。そのように自分で自分を言い聞かせて独自の業務マニュアルを作ったそうです。

このページの写真をご覧いただけばお分かりのとおり、とにかくどんなときでも笑顔を絶やしません。同僚たちはもとより顧問先からも全幅の信頼を受けていました。


例えば、ある老舗の味噌醤油製造会社を担当した際には、その会社の会長ご夫妻の相続対策や申告業務に始まり、社長の経営相談、次期社長となる息子の新事業のシミュレーションから結婚や出産までと四世代に渡って深く関わってきました。これはとても感慨深いことでもあり「税理士だからこそできる、税理士冥利に尽きる仕事」です。帳面だけの付き合いではないため、日頃から真知子ちゃんは、顧問先のことを「クライアント」ではなく「お客さん」と親しみを込めてそう呼んでいます。


永森真知子税理士事務所通信 やりがいのある仕事なので毎日が楽しかった。しかし、入社して20年くらい経った頃に「3年後くらいには自分でもやってみたい」という気持ちが芽生えたそうです。それは当然、今とは環境がまったく変わり、その頃には親の面倒を見たり子どもの将来を考えたり、ひょっとしたら可愛い孫が誕生しているかもしれない。できるだけそんな家族たちのそばで働きたいと思ったのです。

せっかく税理士という独立できる資格を持っているので、その資格を使って自分がどこまでできるかを試してみたいと思うようになりました。それに勤め人とは違い、独立すれば金額に関係なく手伝ってあげたいと思える人とだけ向き合うことができるのです。


そして、目標設定どおり3年後に独立。まったくの0からのスタートでした。でも、家族のそばで働くことができれば頑張れる!そんな母親の考えを知ってか知らずか、今年の春から大学の商学部に通い始めた長女は公認会計士を目指しているとか!?「何も言わなくても親の背中をジッと見てくれているんだと思いました」と真知子ちゃんは母親の顔になってうれしそうに笑いました。

県岐商の簿記部パワー 独立してもうすぐ1年。多くの仲間や周囲の助けもあり「お客さん」も少しずつ増えてきました。手伝ってあげたいと思う人、ずっと長くお付き合いをしたいと思う人が少しずつですが着実に確実に増えてきたのです。

そして、つながるご縁は1ミリでも太く強くするためにお客さんはもとより、異業種交流会などで名刺を交わした社長にも【永森真知子税理士通信】を届けています。

「毎月、楽しみにしているよ♪」と【永森真知子税理士通信】の評判も上々で、このようなつながりから新たな紹介へと「お客さん」の輪が広がりつつあるようです。


0からのスタートなので最初は不安もありましたが、それが徐々に薄れると身も心も夢の実現に向かうようになりました。そして、その夢とは「永森真知子事務所をひとつのコミュニティにすること」です。仕事をしながら女手一つで3人の子どもを育てることは並大抵の苦労ではありません。ましてや、それが新たに自分の事務所を立ち上げるわけですから、その苦労は言わずもがなでしょう。

そんなとき昔の同僚、同級生、親戚、地域の方々・・・と、周囲の人はやさしく手を差し伸べてくれました。「一人でいる不安」を払拭するだけでどんなに心強かったことか。それを「いつでも出入りできて何でも相談できるコミュニティ」として具現化し、お世話になった仲間たちや地域の方々に恩返しをしたい。困ったことはここで解決できるようなコミュニティを作ることが当面の夢であり目標なのです。今では県岐商の簿記部で共にシャープの電卓を叩きまくって切磋琢磨した打田さんも鉄人スタッフ1号として戦力になってくれました。それにより日本一を目指していたあの頃の自分のパワーが今一度みなぎってきたそうです。この調子で地域に愛されるコミュニティ作りにまい進する真知子ちゃん先生です。                
取材後記
大変申し訳ありません。取材レポートというよりは、なんとなく個人的な感想文っぽくなってしまいました。いかんせん真知子ちゃんの採用面接のときから知っていますので。第三者の立場に立って表現するのは難しいものだとつくづく思いました。なので、個人的な感情たっぷりの仕上がりっぷりとなりました。

う~ん♪美味しいです~ ホッとしたのでしょうか、取材後に近くの店で食事をしていた際に、次のような思いを熱く語ってくれました。

「税理士の仕事は会社を辞めなくてもできるし、企業サポートや資金繰り相談などは他の税理士事務所でもできることですが、主人を亡くして3人の子どもを1人で育ててきた私だからこそできることを、働く女性や未来の子どもたちのために提供できればと思っています。どれだけAIが発達してもやはり人と人のつながりは不変で大事だし、文化はお年寄りから子、孫へと受け継がれるものだから、そのつながりを大事にして私がお世話になったこの地域を日本一ステキな町にしたいです。そのためのコミュニティ作りを成し遂げたいです!」。


すっごく素晴らしいお話じゃないですか。できれば取材中に聞きたかったです。採用面接のときは後頭部が丸見えなくらい刈り上げた髪型の真知子ちゃんをバッチシ鮮明に覚えています。おそらくこんなことを覚えているのは私だけでしょう。当の本人も記憶にないと思います。それが今では3人の子を持つ母親であり、一国一城の主となったわけですから、私も年を取るはずです。申し訳ありません、自分を振り返ってしまいました。とにかく20数年来のお付き合いなので50数年来のお付き合いになるくらいお互い頑張りましょう。できることは可能な限りご協力させていただきます。永森真知子先生、この度は本当にありがとうございます。



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