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第0112号 ~「待ち客商売」に明日はない
(更新日:2012年05月15日)
「口を開けて待っているだけではお客は来ませんよ」
おそらく先生方は、顧問先である小売店などに
このようなアドバイスをされているのではないでしょうか。
一昔前までは薬局、飲食店、花屋などが代表的な「待ち客商売」でした。
でも、今ではちょっと情勢が変わってきています。
ネットショップを展開している薬局、飲食店、花屋はたくさんあります。
そして、平気で1千万円を超える年商を上げているショップも多いです。
飲食店でも?
そうです。若者の多くは、飲食店を探したり予約したりする際に
パソコンまたはモバイルを駆使しながらお店を検索しています。
また、自社サイトを持っていない飲食店でも、約70万店舗が登録する
[食べログ]などを効果的に使って自店に誘導するケースも多く見られます。
では、現代の「待ち客商売」とは、どんな業種を指すのでしょう?
きっと税理士事務所もその一つに数えられるのではないでしょうか。
当然、賛否はあることでしょう。
しかしながら、胸を張って「攻めの商売」をやっていると言える先生は
一体どれだけいらっしゃるのでしょうか。
ほんのわずかだと思います。
それに「攻めの商売」をやっているつもりでも、
実際は「待ち客商売」となんら変わらないという事務所も多いと思います。
いくら戦略を考えても、それだけでは「攻めの商売」とは言えません。
必ず「行動」を伴わなければ、それは「待ち客商売」と同じです。
相手の口の中に放り込んでこそ、「攻めの商売」と言えるのです。
裏を返せば、どんなにバカげた単純なことでも、
相手の口の中に投げ込んで居続けさえすれば、その事務所に未来はあります。
既存の顧問先も、将来の見込み客も、
先生方の頭の中をのぞくことも、心中を察することもできません。
口の中に放り込んでやらないと、投げ込んでやってはじめて
先生方の存在に気づくはずです。
顧問先の手本となるような「攻めの商売」をやってみませんか。