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第0083号 ~オギマユ先生に見るわらしべ長者の発想
(更新日:2010年07月21日)
成功の因子は、生まれながらに誰もがみんな平等に持っていると思います。
しかし、それを活かし切れず、そこそこで終わってしまう人が多いのは、
それをいつまでも大切にして手放そうとしないからではないでしょうか。
こんなことを中小企業の社長と談笑しながら、ふと感じてしまいます。
問題は、自分が持っているいいもの(部分)を、
さらにいいものと交換できるかどうかです。
この「わらしべ長者的な発想」ができる人は、周囲の目には
スイスイと難なく成長(バージョンアップ)しているように映ります。
せっかく手に入れたいいものだからと、それを大切にしまっておいて、
さらにそれ以上のいいものを狙ったところで絶対に手に入りません。
次から次へと宝石をたくさん集めて金庫の中に積んで置くのではなく、
1個の小石を順番にいいものと交換していく発想のほうが成功します。
いいものだからこそ手放し、次のいいものと交換することです。
このような考え方に至ったのは、この女性税理士を取材したからです。
https://www.zeirishijimusyo.com/report/004.html
まだ若いのに、凄まじいほどの知識と経験のオンパレードです。
しかし、それらを上積みするにあたって、それまで蓄えていたものすべてを
先に投げ捨てているような気がしました。
きっとそうでもしないと新たな果実が手に入らなかったのでしょう。
本当にいいものならば、たった1つで十分なはずです。
それを後生大事にせっせと磨き上げるのではなく、
それよりさらにいいものと順番に交換すればいいだけです。
職人社長は、磨き上げる(ブラッシュアップ)ことに力を注ぎますが、
商売で大切なのは、成長(バージョンアップ)することではないでしょうか。
そのためには、いいものをよりいいものと交換するわらしべ発想が必要です。
小城麻友子税理士保事務所 小城麻友子先生(東京都文京区)